ブログ

むらたえりこです。

🦕🦕🦕みんなの交換日記はこちら🦕🦕🦕


シーズン7

ミントの飴を小さくなるまでベロの上で転がしていたら、あともう少しというところでつるっと喉に落ちていってしまった。

おっぱいの間のもう少し上のあたりがスースーしているようで熱い。

 

今、こうして普通に生活するということが自分以外のものから脅かされ流とは思っても見なかった。生まれてから幼少期、小学校中学校、高校、専門学校、はなちゃんとの生活、自分の生活、そして生活はシーズン7に突入している。生活とコロナ、他人そして自分編。

 

売れたいとかお金持ちになりたいとか、人気者になりたいとか、贅沢をしたいとかそんなことも、大それたことを望んでいるわけでもないのに。どういうわけかうまい具合に進んでいかない。ぐねぐねまがり、乾いた毛先に現れる枝毛のように心もとなく分かれていったりする。

人生は思ったよりもドラマチックに年月の線を進んで行くものだと思っていた20歳の頃。

人生は映画でも、映画のようでもないがそう思えるシーンはたくさんある。

シーズン7にして中だるみを解消すべく、無謀な設定がたくさんぶっこまれていて物語は迷子状態。どこに向かうねんこのドラマ!とツッコミを入れながら続いている。

 

毎日だらだらしていてもそれなりに命をかけてだらだらして、ご飯も作って、食べたいものも食べ、好きなものを見て聴いて過ごす。ベランダに出ればいつの時間も日差しが暖かいので鳥を探したり、家中掃除機をかけて回ったりする。

 

ただ今日は目が覚めてから、今日とは時間の感覚が違う。

だから、だらだらしてやった。意味もなくケータイを見て、ベッドにお菓子とゲームを持って行って。夕方になるとケータイの電池が切れた。ハッとして日がくれた時の悲しさとも違う残念さを思い出し、コーヒーを入れる。夕方17字にしてやっと1日を始める。窓を開け放ち、スピーカーから好きな音楽ばかりを流し、雰囲気を変えるべく、部屋の扉を取っ払って、ハーゲンダッツのキャラメルホリックというアイスを食べた。

1日は長い方がいい。できるだけ有意義に過ごさなきゃと思ってしまうがそんなこともない。家の中でする用事くらいなら案外すぐ終わる。

夕方からでも遅くはないし、悪くもない。日が落ちる頃に全てを終えて、お皿は夜遅くなれば自然に洗っておきたくなることをわたしは知っている。最高じゃないか。

来たる日々のためにわたしくらいは明るくいてほしい。と、わたしは思う。

そういうときまでソファでゆっくり本を読んでいるのが今は一番しっくりくる。

本の中に光る言葉を見つけたら、わたしも誰かのためになればいいなと自分のために言葉を書く。

さっきの飴は溶けずに体の中から穴を開けていった。風通しが良くなったように感じる。スースーするミントの飴だしね。

グッバイコロナ、エリコ5.0

 

4/26

 

よく寝たが気分が上がらず、昼までグータラし過ぎた。
はなちゃんに電話をしながらホットケーキを焼いた。
豆乳と牛乳で作ったのでなんかぺちょぺちょしてたけど美味しかった。
バターを乗せてはちみつをかけて食べてたらちいちゃいハエがやってきた。

 

最近見た映画や、ドラマ、読んだ本などのことを話し、長島有里枝かっけえ〜ってなった。女の人は子供を産んだら外に行けないのは当たり前。コロナで外出できず辛いと行ってるのは案外男の人だけなんじゃない?みたいな。

わ〜っと盛り上がった後、はなちゃんは「ずっとこのままならそれはそれで楽しんでやる!」と言っていて本当にそうだよなあと。開き直ることというか、明らかにすることはとても大事!妥協とかではなくて。

電話を切ってから、背中の記憶をネットで買った。いつ届くかな。たのしみ。

 

わたしはもともとアクティブな休日の過ごし方の人ではないから、コーヒー屋さんに行ってぼうっとできないのはさみしいけどまあそれくらい。もちろん友達には会いたいけど、こういうときにインターネットワークに頼ることにしている。電話では物足りないがみんなちゃんといつも通りやっていてすごくうれしい。

わたしは変わらずみんなに相談事をし、みんなは変わらずそれを聞いてくれて、何をしてるかきけば楽しく話してくれる。すっばらしいな〜って思っちゃったねボカァ。

 

そんな当たり前の生活ペースを取り戻すように一時間ほど昼寝をし、起きて本を読む。

同居人の読んでいたADHDの本が近くにあったのでそれを読んでみる。私たちの問題は本に書いてある通りのことで安心もした。ただ悔しさも同じくらいあったと思う。

そのあとは割と最近のナオコーラのエッセイを読み、感銘を受ける。頭が気持ちよくなって、思い出したことを忘れないようにメモを取りつつ、本を読む。すると頭の気持ち良さに、身体中の筋肉や筋、骨が嫉妬をし出して、ストレッチをしてあげる。
読書、執筆、ストレッチ。
アー忙しいわン!ふふふ!
そうしたらもっと本格的に、順を追ってやるようなものがしたくなりyoutubeで検索をして20分の全身ストレッチをした。
風が強かったり、雨が降ったりすると後鼻漏と言って、文字通り鼻水が後ろというか喉に落ちてきてしまう鼻炎に悩まされていた(ぴえん)。まあ、薬を飲んだからかもしれないけど、ストレッチ後には頭も鼻もすっきりしていてなんというかこう...邪気が逃げたとでもいいましょうか、調子に乗ってもう15分開脚のストレッチを追加です。

わたし運動とか全然好きじゃなくてバカにしてるみたいなところがあるけど、ちょっとでも運動すると世界がぐらっと変わったように感動する。体に感謝されている感じがして、もっと労ってあげなきゃとジーンとしてしまう。単純だけど、それってすてきなことだよね。色々落ち着いたら公園でシャボン玉を追いかけたり、バレーボールしたいなって思った。

 

その後この日記を書いて22時を回ったところ。
いつも通りなら2時くらいまで起きているからわたしの1日は長い。だらだらしているけどだらっと長いわけではない。

2時まで起きててももうちょっとくらいしか「アーン、やだ〜」と思わなくなっちゃったけど、23時くらいに眠ることができたら結構幸せなのかもしれない。

 

幸せのハードルが低いことが今すごく役に立っている。この前なんか埼玉のコンビニでトイレットペーパーをみつけた時「あははこんなにあるぞあはは」と、なんだかほのぼのして、世田谷の薬局でトイレットペーパーを見た時は泣きそうになった。ああ!よかった!って。

 

わたしが置かれている状況は少し複雑だけれど、幸せは意外とすぐそばにある。

それはもうずっとかわらない。

f:id:echp:20200426221437j:plain