夜の匂いを嗅いだら、自転車の後ろに乗せてもらったのを思い出した。終電の間に合わなそうな駅へ二人乗りした感覚。帰りはいつもそうだった。好きな人に会った元気と、次に会えるまでの会いたい気持ちを味わえるのが嬉しかった。嬉しくて少し淋しい春の夜の…
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