どうにもできない感情が湧いてくることも少なくなった。
いまある「ああしたい」「こうしたい」っていうのは大体その場でしのげればいいようなくっだらないことで、どうすればそれが満たされるのかも、もう知っている。
春だな、春のせいにしてしまうのさ。
早いとこ冬になってくれ。
人間は冬に歳をとる。わたしは歳をとりたい。少しずつ。
そうやって新しい目で周りを見つめていたい。
はーあ!心底くだらない!
そんなつまらない生活をしているわたしは今日もつげ義春の漫画を読んでムラムラしてしまうのだった。
あーあくだらねえ!