わたしはいま京王線に乗ってウルフルズを聴きながら小山田咲子の本を読んでいる。
俺の知らない愛がほしーーーいよーーー(こぶし)
小山田咲子の本はA5の本で結構大きい。
まあ普通なんだけど文庫本サイズでもなければ結構分厚いんだから、大きい。と、いうことになる。
大きい本を広げているその視界の左の方でブサイクなカップルがこの世は自分たちだけだ、みたいな幻覚を起こしつつ愛が故のパンチを繰り出したりしてい。
清潔感のない男。歯やヒゲが汚い。
女。色のついたメガネ。妙に立体感のある顔の形。出っ張った歯に覆いかぶさる変な形の唇。
大きな声でワイワイ盛り上がるもんだから、隣の女の人も迷惑そうだ。
ああこんなことは言いたくないが気持ちが悪い。
でも人を否定してるわけじゃなくて行動を批判してるのよ。勘違いしないで。
まあ結局女の人が明大前で降りて言って電車には静寂が訪れた。
読書に集中しようと本に目を落とすと、なんと、視界の右柄にニタニタこっちを見つめるキモいおっさん有り!!!!!
キョエーーーーーッ。