海が荒れて帰りのフェリーが欠航するかもしれないことも、海風で濡れた船ががしおからいことも、空いっぱいの星空も、わたしは知らない。
本当に、甘ちゃんだなと思った。
旅というか、この遠出、考えること感じることに新しさがたくさんある。
ただ、土地性やそこでの感覚をきっかけにすることはできないなと改めて感じる。
なんだかもう、いろいろがどうでもいい、めんどくさいで片付けられる。
行ってやる!
とか
行かなきゃ!
じゃなくて
なんとなあく、行ってみっかなあ〜
という気持ちが93%くらいで、後の7%はノリ。
少し反れたことだと、前と同じことだとわかっていても、好奇心に体が引っ張られてホイホイ付いて行ってしまう。
それから毎度のごとくああ、まーたやっちまった…と、膝をがっくり落とすのである。
でも今度はこの気持ちをどういう形で消化してやろうか、とそんなことばかり考えている。
そういう自分を鼻で笑い飛ばしてやりたい。
温かい気持ちで。
知らないことも知ってしまうことも別にどちらも悪くない。
本当のこというと実はどっちでもいい。
ただ、好奇心についていけるうちは好奇心について行ってみたい。
空は曇っているのに海はしっかりと蒼いんだから。
ホント、マイッチャウヨ。