駅を歩いてる半袖シャツの女子高生を見かけて、自分の衣替えのはやさを思い出した。
他の女の子はまだ長袖のセーターなのにいち早くベストを着て、他の子がベストを着はじめたとおもったらベストを脱ぎ、長袖シャツの腕をシャシャっとめくり、それから何日かするともう半袖のシャツだった。
いつも一緒にいたさつきはいつまでも長袖のセーターを脱がなかったなあ!
中学校の同級生が誰もいかなさそうだった高校を選んで入学した。
勉強しなくても入れて、最後に学校見学をした学校だった。
電車が遅れていて初日に遅刻したこと。
その時の上尾駅のホームで中学の友達に会って何一つ安心しなかったこと。
それから毎日ひとりで電車に乗り高校に行った。
高校生になって学校でも顔が広くなって外にいろんな歳の友達がいろんな場所にできて、専門学校でも歳やクラスやいろんなこと、関係なくたくさん友達ができた。
大人になってからのこと、わたしは全然信じていなかったから、学校を卒業して、運命だなって言う、会えてよかったって思える人に会えるなんて思ってなかった。
けどほんと今も全然大人じゃないけどあの頃の自分にとっては大人の歳になっても、ずっと魔法みたいな運命みたいなすてきな人にすてきな出会い方をする。
もう絶対別れないんだなって勝手に思ってる。
こころのいろんなところにいろんな人がいるからまだ全然やってけるんだね。
打ちのめされても明日にはもう大丈夫なんだ。
いつもわたしの周りにはすてきな風が吹いてる。
のかなあ!