上尾に帰ることは別に特別じゃないんだけど、夜遅くに池袋なんかを通って、その時ボックス席に座ってたりするとなお。なんだか特別な気分になる。好きな人に会う時にちょっと似てる。ちょっとだけだけどね。
誰かの好きなものって共有するもので、自分のものにはしないもの。できないもの。
誰かの好きなものってこっそりと自分で持ってたりするのが秘密みたいでちょっと恥ずかしくて心地いいものだ。温水プールみたい。
それに相手が自分の好きなものや、それに関係あるものを持ってたりしてたまらなくキュートだなと思う。
ただ、他人の領域を侵してはいけない。自然に対して謙虚な気持ちを持たなくてはいけないのならその中には目の前の人や人間も含まれているんじゃないのかな。
誰かの好きなものはそのままもらわない。自分のセンスや感覚やリズムと混ぜ合わせて、ちゃーんと自分のものを作る。
滞ってしまった。何かを愛おしいと思う気持ちが手から離れたヘリウムの風船みたいに空に〜〜〜あれれ〜〜〜
わたしの好きなものをやめてと声に出して言った昨日の夜、ひとりでお酒を飲んでやったんだ。