バイトが終わって何の気なしに撮った沖さんと栄養ドリンクの写真を、帰りの電車で見つめていた。
意味っていうのはなんの前触れもなく突然舞い降りてくる。
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どうしたの、なんとなあくつらいだなんて思っちゃってサ。よーく考えてごらん、手に入れたいと思うからつらいんだ。本当に欲しいものを、オマエ、手に入れたいんだっけ?どうならなくてもいいんじゃないの?大切なの結果じゃないよ、オマエの気持ちだよ。大切にしろよ。ナ。
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不安になることは沢山あるし、どうにもならないことだって山ほどある。
だけど、何が大事なのかゆっくりちゃんと考えよう。自分のものにすることなんてどうだっていいんだった。事実はいつだって鋭く尖っているけどそんなものに負けてはいられない。わたしはもっと別の形で自分の信念や感覚を貫いていきたい。柔らかく、まだまだどうにでもなるこの芯を優しく柔軟に貫いていきたい。
同じものを大切にしていてもわたしにはわたしにしかない想いがある。
違いって見えるところには姿を現さないものヨ。写真でたくさんわかろう、文章でたくさん感動しよう。
愛をとめてはいけない。大切にするのは自分のことだけでもいい。それが本当に本当なら、ただそこにいてくれるだけでいい。