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むらたえりこです。

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まずひとつ。人は皆それぞれの人生で主人公だし、誰かの人生のどこかに登場し主要人物になって行ったり、そうだったりする。

 

そしてその人生の内で人に交わったり、人は勝手に交わってきたりする。

 

 

 

昨日今日と春のような陽気が続いた。

これから春になること。あんなに寒く冷たい日々が続いても、冬の次は春が来ることをいつも気がつかされる。冬だったんだなと。

 

冬の次は春。春の次に夏。これだけのことに胸の底から小さくそして長い間気持ちを揺さぶられる。

芽吹きに胸を踊らせ、コンクリートから跳ね返って来る熱に汗をかき、長い夏が終わると、短い秋が冬を連れて来る。

 

まだ冷たい冬に「わたしはもう元気よ」と言わんばかりに咲き始めた梅の花も、冬の間も青い葉をつけていた木も、古い家も、電車も、通りを歩く人も皆全て、春のために生まれてきたみたいにキラキラと輝いていた。キラキラしていることなんて、そんなこと自分では誰も気がついてないのに、これから先怖いことも悲しいことも訪れないみたいにそこに立ってキラキラと輝いていた。

まぶしい。ほんとうにまぶしかった。さっきまで冬の中で丸くなっていたのに。

 

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