まつげのエクステンションよりもサマンサタバサ(もう古い?)のバッグよりも、デートに着てるオフィスカジュアルみたいなワンピースよりも首元で消えるように光る小さなダイヤよりもスラリと伸びる手足よりも、お化粧よりももっと大事なものがたくさんある。
大切なことは足し算じゃない。
いつまでも、目の前のこととそれにぴったりと張り付く見えないことについて丁寧に考え抜いていきたい。
昨日の昼自転車を漕いでいたら天国みたいに綺麗なサルスベリの咲く道を通った。台風の前の風で花びらは紙吹雪のようにちらちらと太陽の光を受けながら目の前を踊っていた。
働くことの語源は側の人を楽にさせてあげることだと教えてもらった。
もうどうしようもない悩みを抱える。秘密なんかひっとつもないけれど自分の気持ちでしか決められないことと、決めなきゃいけないことがあるみたいだ。
背の高い女の人が好きだ。
今あることの全てがこれからの甘ったるいもののつなぎなんだ。だからこそ命を削るようにしていたい。
綺麗なままくたばりたくない。ボロボロになって、鳥になって死にたい。
雨が、昨日のサルスベリみたいに踊っている。
たのしくさせてくれる人と、たのしい人と、刺激をくれるひとと、毎日ずうっと一緒にいたいのに。
自分のいる場所がよくわからないな。