ようやっと部屋を別々にした。
振り分けの間取りではないですが寝室をわたしがもらうことになった。
リビングにあったわたしの本棚はわたしの部屋へ。テレビはダイニングキッチンへ移動させよう。
前へ進んだはずなのに、2年前から今までやってきたことが全部無駄だったように感じるのは、今日の今日だから。
今は渦巻の1番外側のところにいて、まだここは嵐の中だ。
きっと朝目が覚めたらもう少し違う場所にいて、もっと時間が経てば「ああ、やっぱり無駄なことってないよな〜」とぼうっとしていられると思ってる。
希望はもうないと再三言ってきたつもりだったが、彼は今日ようやっとそれがわかったらしかった。
誰のせいにもできない。自分のせいにしかできないけど、そうやって何かにしがみついていたのかもしれない。
宙ぶらりんになったような、でもだからこそどこまで行けるような気もする。
自由には決断力が無いといけないのだね。
燃え尽きるまでのことを後ろ向きになっている暇はない。
あの時はたのしかったな〜って思いたく無い。それはいつでもそう。そんなバカなこと思っていいはずない。
どうせ思い出せないんだちょっと前のことだってさ。気持ちだけが残っててそんなのアホくさいよ。
おでん屋さんのお客さんの顔が見たいなって、そういう日常が戻って欲しいなってすごく強く思ったらちょっと泣けた。