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むらたえりこです。

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三度目の緊急事態宣言:最終話

さあ。今日からまた感染拡大へのカウントダウンがスタートします。

5時間後には働き始めているのか...

日常に戻った実感が全く無い...

 

今日はパーマをかける夢を見た。

髪がすごく伸びてて「あれ、パーマかけたのにこんなに髪が長い。いつのまにこんなに伸びてたんだろう。わたし自分のこと全然見てなかったな。ふわふわでわんちゃんみたい。お姉さんみたいでもあるし。」

 

って夢で考えてました。

あとなんか入院するための手続きとか、部屋探しとかしている夢も見ました。

ホテルみたいな病室だったらいいなあって、入院を惜しむ家族や友達から悲しい目で見られていました。

あとはゆりのさんの好きなモデルさんと仲良くなって、好きな喫茶店に連れていってもらう夢も見ました。

人身事故が起こってその瞬間を見てしまった友人の心のケアをしようとする夢も見ました。でもわたしはなんの力にもなれないんだよな。そばにいることも、今この人にはまったくよいことではない。みたいな最近よくみる夢。かわいそうわたし笑!

全然立ち直ってるけど、夢を見るような場所では何か考えているのだなあ

でもほんとなんかさっぱりしているんだよね気持ちが。いろいろと、どうでもいいんだっ。

 

 

 

 

4/25日から始まったわたしの休業生活。はじめからこれは何かおかしな感じがすると不穏な空気を孕んでおりましたが予感は的中!

やることはないし、さみしいし、しんどい出来事も起こった。わたしにじゃないけど。それが回り回ってわたしのところに来て、しんどい出来事となった。

はなちゃんちに行ったり、迷子の熊を助けたり、最初の方は料理したり、

散歩したり、写真を現像に出したり、さつきの髪をブリーチしたり、ちきたんちに行ったり、さつきの誕生日を祝ったり、ちょっとだけ油カフェで働いたり、本をたくさん読んで、映画も三回観に行った。ハリーポッターもアズカバンから死の秘宝part1まで見た。

たくさんお金を使った。本をたくさん買った。ハンズでかわいいものをたくさん買って、短パンを買って、ご飯を食べに行ったり、テイクアウトしたり。

梅雨みたいな日が明けて、夏の準備体操みたいな日が始まってそれと同じくらいの時期にわたしの日々にまとわりついていたモヤを孕む物語は佳境を迎え、どんどんご飯が食べられなくなりとにかく痩せた。そんな日から、ひなちゃんの補欠で入ることになった本屋さんでのアルバイトが始まり、初日後にひかりちゃんとラーメンを食べた。よく並んでいるのをみる店だったけど、割と普通だった。でも、ご飯が食べられることや、新しい仕事が始まり、また新しい生活を始められると思えたことが嬉しくて泣いた。

誰かのことを持っていて心が痛いなんて、わたしのものじゃない。心が痛いのなんてどうでもいい。ぐずぐずしている暇はないということで、ピアスを開けた。ニードルでプスっと皮膚を刺す。楽しかった。もう大丈夫だなって思えた。

気を抜くと、気持ちが変な形の溝に落っこちて出られなくなりそうになることもあったけど、まだじんじんする自分の新しい要素が助けてくれた。

久しぶりにみきちゃんと喋った。東京に帰るから散歩しようねって。

相変わらずご飯が食べられない。食べなくてもいいなら食べたくないんだけど、食べないから元気がなくなってきちゃって、急いではなちゃんを呼んで一緒に住んでいた頃から大好きなはなちゃんのカレーを作ってもらった。

小学五年生の時のタイムカプセルが送られてきたりした。特に今と変わってない様子の手紙が入っていて笑えた。実家にも久しぶりに帰った。

 

辛く苦しい前半戦。自分の体に合わないサイズのきつい箱の中で、自分の気持ちだけデカくなっていってとにかく窮屈だった。それを終え、6月に入った瞬間に頭が軽くなった。常に誰かのことを背負っていたんだなって、いろんなことがすごくシンプルになった。

さつきとひかりちゃんと遊び、ゲームをし、会っていない日も電話をした。

さつきの前でテトリスをしながら、もうどうしていいかわからないよおって泣き、ひかりちゃんの前でジメジメでくたくたの雑巾みたいに泣いた。

 

泣きたいのに泣けなかった日々をずうっと送っていたけど、全部目から出る汁と、痙攣する横隔膜とともにぜんぶリセットした。

 

今日までの2週間くらいは毎日勝ち続けていて、毎日「今日も勝っちゃったってワケ」

などと大はしゃぎしていた。

そのくせ思い返しても何に勝っていたかはよくわからない。

さつきになんで勝ってたか聞いたら「わかんないけど、天気がいいだけで勝てるからな。」

と、普段なら行かないようなアフタヌーンティーのカフェで「今日も勝った」とゲラゲラ笑っていた。

 

 

とにかく毎日毎日、メソメソして、誰かと電話をして、ゲームをして、散歩をして、部屋に湧いて出てくるような髪の毛を拾い、ブログを書いた。

 

仕事がしたいとか、こんな気持ちから解放されたいとメソメソしていたのに、気がついたら全部が解決していた。

最近気にかかってたことといえば、この三度目の緊急事態ブログを更新したいけど、書きたいことがまとまらなくてモヤモヤする〜ってくらいだったから今日で解放されると思うとちょっと寂しくもあるし、心底ほっとする。あ、あとはカードの請求額か。あと本屋のレジが合わないことかな。

このブログを毎日更新するために日々を頑張ってきてたのに、生活が立て直ってきたらとたんに鬱陶しくなった。ブログを更新して何もない毎日を忘れないように、わたしがわたしを大丈夫にする!と意気込んでたのにね。

 

あー、さみしいなこの休みが終わってしまうのが。

ああでも本当に、途中で諦めなくてよかった全部を。

さようならみなさん。

これからもよろしくお願いします。

 

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赤い公園ばかり聞いていました