日差しに当たり疲れて、汗でベタベタの体のまま部屋に雪崩れ込む。
強すぎず弱すぎずが理想の冷房だが、汗と日焼け止めで毛穴が塞がった体にはもうどんな温度が正しいのかわからない。
台所は外の気温が篭ってむわっとしているし、畳の部屋だってジメジメしてる。
あーもう飽きた。
畳に頬をくっつければ、多分、わたしの髪の毛がこちらを見ている。
座椅子を広げるのすら面倒だが頑張って広げて座ると、多分、わたしの陰毛がこちらを見つめている。
もう自分から抜け落ちた毛から激しい視線を感じるから、それを感じるたびコロコロで絡めとる。
自分の陰毛と格闘しているのよ。毎日毎日。
人生のお昼時にわたしは何をやっているのだろうね。
世界はウィルスに生気を奪われているし、そのくせオリンピックが開催されている。
東京の感染者数は過去最高になった。
オリンピックのせいじゃない。馬鹿が外ではしゃぎまくっているから。馬鹿はオリンピックがなくてもはしゃぎまくって感染を広げているという。
ねえ?なんで外ではしゃがなきゃいけないと思う?去年二ヶ月みんな本当に頑張って自粛したのに今こんななっててさ。それも政府が頭の悪い政策させたからだよね!
このパンデミックのなか、国を挙げてオリンピックをやってるんだからさ!わたしたちがちょっと遊ぶくらいいいよね!ってなるの当たり前じゃない?
わたしはクラスター発生させるようなことはしてないけどさ。
あーもう何がいいたかっていうと、とにかく家の中の毛たちとしか満足に会話していないのがもう無理だってこと。
働きたい、働きたいと思っていたけど別に働きたくはない。
働かなくても忙しいんだ。働いている人は偉い。でも、働いている人の方が偉いなんてことはない。
わたしは普通に暮らしていきたいんだ。
働かないということがどんだけ豊かであろうとも、働くことでどんだけ疲れようとも、それは自分で選択したい。
それで、わたしが今したい選択は働いて疲れること。昼まで眠り、仕事に行くまでゲームしたり本読んだりして、その間に洗濯したり洗い物したり掃除したりする。
たまに朝起きて朝から働く。それで一旦帰ってきて、夕方までちょっと眠ったりする。それからバイトに行ったりする。
休みの日は昼まで眠り、友達と遊ぶ。
別に旅行なんか行かなくていい。今はお金を使ったりしてわたしの日常を取り戻している。だからから説得力ないけど、お金だってそんなに使わないくていい。
お酒だって飲まなくていい。たまに喫茶店でコーヒーを飲んで、カフェでご飯食べたりしたい。
それくらいでいいんだから。
もう、わたし非日常なんか味わされたくない。
今日も朝から働いて、何故かいつもよりくたばってしまった。
暑い。暑すぎる。日が落ちてからじゃないと外に出れない。
もう、夏はほんとうにだめなんだ。
嫌いじゃないはず。でも無理なんだ。くうううううう早く冬になってくれえ。
冬の夜の匂い。朝の匂い。布団の匂い。自分ちの匂い。えーん。恋しい。
瞑想してみたり爆音で音楽聞いてみたりしたけど、なんかもう脳が機能してないみたいな感じ。眠くもならないし、気持ち良くもならない。
こんなん3日続けば気が狂うわ。
2時間ほど悪あがきして体を起こす。
お腹が空いていたのでさっさとパスタを茹で、牛乳に昼に買ったレモン味の麺つゆみたいなのを入れレモンクリームパスタを作った。
食べながらヴィンランドサーガを見て、洗い物をする。
全部をきれいにしてから、床に巣食う髪の毛やゴミをクイックルワイパーで除去した。
明日、ささっと掃除機をかけよう。
リビングもちゃっと掃除する。髪の毛たちをまたやっつける。
ヴィンランドサーガを見て、ブログを書いた。
自分の言葉、自分に対しての説得力に欠ける気がしてる。
嘘をついているワケじゃないのに。もうすぐ終わるからって手抜きをしているみたいだ。まだ終われないのに。
さっ、寝るか!
もやもやしたけど、ちゃんと自分で動いたらすっきり。
早起きだけど、朝の仕事が好きだから万全のコンディションでいけないことだけが!クヤシー!
世界で一番かわいいペーちゃん、見とこうね。
❤️
❤️
❤️