家に帰ってくるとコーヒーの香りがした。コーヒーを入れたのはおとといなのに。
金曜日かな、カフェバイト終わりにコーヒー飲みに行こうよとギャルちゃんを誘いアップルケーキとあったかいカフェラテを飲んだ。コーヒー出してるカフェで働いた後にコーヒー飲みに行こうよってちょっとへんだよね。
ケーキはとても美味しかったし、コーヒーが一番美味しく飲めるゴールデンタイムの温度でしかもちょうどいい量で出てきたので最後までずっと美味しかった。付き合ってくれたのでコーヒーはご馳走する。
向かいにあるコーヒーの豆を売ってるお店に行き、ちょうどなくなった豆を買うことにした。お店の人の胸元にはプラカードがぶら下げてあって"病気のため耳鳴りがして耳が聞こえにくく愛想が悪いように思われてしまう時があるかもしれませんが..."というようなことが書いてあった。
「牛乳を入れて飲むんですけど合いそうなやつはありますか？」と聞くと、
「ここらへんのが深煎りだから気に入ったのをどうぞ」とお店の人。
ここからコーヒーに関連する全てのものがなくなっても香ばしい匂いがしそうな店内には、ごちゃごちゃしつつも、ぴかぴかのカラフルな葫蘆のケトルが置いてあったりする。山みたいに積まれた豆たちには全部カラフルなポップがついていて、丁寧な説明がされている。
その中からブラジルのピーベリーの深煎りを選んだ。
「少し細かめ挽きますね。」とお店の人。
コーヒーのことが好きなのだなあ。お金を払う時に気持ちが良くなる時とならない時がある。この時はとても気持ちがよかった。お金と、物のバランスが取れていて、人の温かい気持ちが乗っている。
帰り道で、今仲良くしている人にビビッときたことをぼんやりと思い出していた。
秋はもう随分冷たくなって、時雨に出会ったりもするから、昨日あたりからもう冬なんだと思う。
星はピカッ！と音が聞こえそうに真っ直ぐ光っている。空気が綺麗で気持ちも澄んでくる。
"自分以外の誰か"のことって考えれば考えるほどわかるってわけではないな〜。
超常現象かも。恋をしたり愛のカードをきる時って少し狂ったように見える。
自分以外のことを絡めて何かを感じたり考えたくないって本当は思うんだけど、そんなこと意識してできるわけでもないし、わたしの大好きな冬、今年の冬はもう彼のものだ。わたしだけのものじゃない。それが少し悔しい。
クリスマスや自分の誕生日付近のアルバイトを休んだりするあたり。生活に浸食してきている色恋のことがまだだいぶ憎い。人にぶつからないで歩けるし、重い荷物だって持てるはずなのになんだか全部できなくなってしまう。
わたしはかわいくいたいんじゃない。かっこいい人になりたい。でもかわいいと言われることだってでんぐり返ってジャンプしたくなるほど嬉しい。かっこいいと言われると、大きな葉に隠れたくなるほど小さくなっちゃう。
言葉にしてわかりたいことほど、クリック音のような短い言葉でしか表せない。
自分の言葉を全部洗い晒して、新しい日本語に入れ替えたい。今知っている言葉では、今身の回りに起こっていることが言葉にできない。あ、でも、体で目一杯感じるべきなのかもしれないね。
服の隙間から入ってくる風が、冷たい。家がコーヒーの匂い。
最近頭痛がする。頭痛持ちというか頭痛に関しては爆弾抱えてるから、ちょっとの頭痛くらい屁でもないし、そもそも気が付かないことが多いのに。おかしい...。首を後ろに反らすと痛いのもずっとだし、肩や背中の筋肉がちょっと変...。整骨院にでも行ってきなさいと言われた。なんかなんとなくそんな気がするので今度行ってみることにしよう。運動不足なんだよなーきっと。ああこめかみが痛い。目が悪くなったのもあるかもしれないけど、眼精疲労かな？目がぼやける。
調べてみたけど整骨院って保険適用じゃないのか。そりゃそうだよな。だって肩こりだもんな...。運動...。ランニングでも始めようかな...。あはは...。えへへ...。
あとお金使いすぎてる気がする。
普段からあんまりお金使うわけじゃないから、ちょっと使うといろいろ心配になっちゃう。一人暮らしって、肩身狭いのねー。独身貴族も楽じゃない！わたしまだ引っ越ししたばかりの人でいいみたいだし！
そういえば6万円のコートを羽織って見たんだけど、とても可愛かったな...家賃と同じ値段だ！
明日、メイベリンの落ちない口紅買おうっかなあ〜あはは〜えへへへ〜んふふふ〜ん
昨日鼻ピアスないほうがいいんじゃないのって言われた！いいの！これは戒めだから！わたしが自分であることを忘れないために！
ピアスの穴ってくせーのな！！！
