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むらたえりこです。

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昔の話

 

前好きだった子は趣味がよくて、

すすめたものもいつも見たり聞いたりしてくれてしかも気に入ってくれた。

 

自分の好きなものもしっかりあって、わたしが好きなものも好きで、アニメも映画も漫画もワ〜っとたのしめる人だった

あのシーンが良かった、あのキャラがああやって言うところ!グッときた!

これいい曲だねって。

 

わたしは会ったときに読んてや本をそのまま彼に貸したりしてた。

別すすめたがりと言うわけじゃなく、ただなんとなく。今読んでるこれおもしろい〜と言うと「へー」と本を手に取りしばらく目を落として「へーよさそう!」と言うので持ってきな〜とそんな具合で。

 

気に入ってるスカートを履いていれば「いいスカートだね」と褒めてくれた。だからわたしもかわいい花柄のパーカーを着こなす彼をぐちゃぐちゃになるくらい褒めたし、本当に最高だった。

GAPでフカフカのダウンを試着してデカくなってる彼の隠れた大きな肩幅を見て爆笑しているだけで世界のことはもうどうでもよかった。

 

愛情や愛着を持つこと持たれること、愛はいつもころころ形を変える。

 

そんな時の自分を思い出した。

 

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グッバイコロナ、エリコ1.5

 

だらだらと1日を過ごす。

でも忙しいパズルしたり踊ったりアニメ見たり。

気を負わず1日を過ごせたのは久しぶりな気がする。たのしいし、明るい。

自分の部屋はないけどまあそんなものですわね。居候だもの。

 

人にはそれぞれ事情があって、それぞれでかなり複雑だけれど「別れるか、別れないか」

みたいに選択肢はいつも単調で、限られている。だからそれぞれのストーリーが生まれるのだろうけど。

 

 

大人って難しいな。特に知恵を得ただけの子供みたいな大人。現代人が抱えてる悩みってわたし全然わからないンだもの。

だから「褒めてほしい現代人に刺さるこうていぺンギンちゃん」みたいなネットの記事を見つけて本当にみんな友達いないんだなと思った。

ディスってるわけじゃなくて本当にわからない。

インナーチャイルドとかアダルトチルドレンとかさ。わたしはインナーアダルトで困ってる。

少女や少年のように生きてるつもりだけど特別扱いされないからいつも不思議に思ってる。でもこころの方に大人がいるから特別扱いとかそういうんはないだろ〜ってわかる。

でもここ2年くらいずうっと特別扱いもされず、お嬢にもしてもらえず、しっかりしてる部分ばかりで生きてきた気がする。

そうじゃないよわたしはもっとふにゃふにゃしてたいし、ふにゃふにゃにしてもらいたい。

こころは意外とお花畑だからそこを侵略されないように日々厳しく生きてる。だから家に帰ったり好きな人といる時はふにゃふにゃにさせてほしい。

 

 

もっと褒めて欲しいとか優しくして欲しいとか言うくせにわたしには全然甘えさせてくれない。俺が悪かったと彼は何度も言った。わたしたは毎回

「お前の要求はとても応えられるのもじゃなかった。」

と言われているように感じられてつらかった。会話や意思疎通、言葉というものはその言葉の真意や文字だけではなく、口から出る柔らかさや、温度、色や形。その時の関係によって意味合いは変化していく。意味を組み合わせるようなものを会話だと思いたくない。もっと奥行きのあるものだ。

自己評価の高い人や相手の気持ちを考えられない人、感情の死んでいる人、合理的かそうでないかでしか物事を図れない人。

そういう人と一緒にいたいとは思わない。

子供の恋愛はもう終わり。

一緒にいる空気が共有できて、自分の言葉で喋れる、プレゼントをたくさんくれるように生きていける人と一緒にいたい。

 

 

実家の近くは大きいビルやスーパーに本屋さんやミスド、カフェが入っているので全然人がいない。

東京は呑気なもんだ。パジャマにジーパン履いただけみたいな人たちがずうっとたのしそうに外を歩いてるよ。

 

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グッバイコロナ、エリコ1.0

遂に実家に帰ることを決意した。

友達を総動員させて引っ越しを手伝ってもらったり、話を聞いてくれたりしたみんな、わたしはとんだお騒がせ娘です。

でももう心配しなくても大丈夫です。よかったって思ってくれてたらそれはすごくうれしいです。迷惑ばかりですみませんありがとう本当に。

遊びに行くくらいの荷物。ゲームや、パソコン、本は一冊、靴下もひとつ、ちょっとだけ下着。

 

烏山の家を出て駅に向かう途中彼から、部屋の解約をして家電も売り払うと連絡がありました。

業務的な連絡を見て戦いは終わったんだなと天を仰いだ。

 

人のことを嫌いだって思ったりすることはない。ただ合わなかっただけ。

一緒に住む前の距離感がわたしたちにはちょうどよかったのだろう。

最初からわかってた気がする。でも試してみたかった。自分のことも相手のこともふたりのことも。

半分以上きっと無理だろうという気持ちで同居を始め、やっぱり違った。

 

悲劇の人になるつもりはない。ただ自分が踏ん張れるうちに今だ!って思える瞬間が来てよかった。このタイミングをずっと待ってた。

実家には迷惑をかけるけど、甘えたいと思う。

去年の8月の暮れに骨折した時も1ヶ月半くらい実家にいたけど今回はちょっと違う。もう自分のすみかはなくて家族の巣にもう一度いれてもらう。

帰る場所のうちのひとつを無くし、最後の最後に帰るべき場所へ帰る。

荷物を取りに来る時は教えてください的な連絡を彼からもらっていた。

自分の家にするはずだった部屋。お金と時間をかけて段々住みやすくしていった家からどんどん荷物がなくなっていくことを想像するだけでおセンチ。

愛情みたいなものも好意みたいなものの残り香を嗅ぎ、ああ、ここじゃなかったんだなと泣くと思うよ。

 

実家に戻った最初の夕飯は大好きな麻婆豆腐にしてもらった。

お父さんの麻婆豆腐は本格的。他とはひと味違うの。

 

わたしもう泣きそうじゃない。

それが嬉しくもあって、自分の無力さの象徴みたいでまた泣きそうになってる。

 

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