前好きだった子は趣味がよくて、
すすめたものもいつも見たり聞いたりしてくれてしかも気に入ってくれた。
自分の好きなものもしっかりあって、わたしが好きなものも好きで、アニメも映画も漫画もワ〜っとたのしめる人だった
あのシーンが良かった、あのキャラがああやって言うところ!グッときた!
これいい曲だねって。
わたしは会ったときに読んてや本をそのまま彼に貸したりしてた。
別すすめたがりと言うわけじゃなく、ただなんとなく。今読んでるこれおもしろい〜と言うと「へー」と本を手に取りしばらく目を落として「へーよさそう!」と言うので持ってきな〜とそんな具合で。
気に入ってるスカートを履いていれば「いいスカートだね」と褒めてくれた。だからわたしもかわいい花柄のパーカーを着こなす彼をぐちゃぐちゃになるくらい褒めたし、本当に最高だった。
GAPでフカフカのダウンを試着してデカくなってる彼の隠れた大きな肩幅を見て爆笑しているだけで世界のことはもうどうでもよかった。
愛情や愛着を持つこと持たれること、愛はいつもころころ形を変える。
そんな時の自分を思い出した。