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むらたえりこです。

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3日目、4日目「それはそれは夏も本番」

五反田から山手線に乗り換え、家に帰ろうと思ったけど新宿方面は混んでいたので反対回りで帰る。3倍くらいの時間がかかるけど座ってゆっくり窓から景色を眺める。

 

夏休み3日目の一昨日もギリギリに起きてバイトに行きました。キッチンが暑すぎて疲れて頭がおかしくなりそうでした。

閉店間際のお会計中に「アイスコーヒーを頼んだんですけどグラスの周りにコーヒーがたくさんですね?」って常連さんらしいお客さんに言われました。全然意味がわからなくて挽いた豆が付いているのか、アイスコーヒーの水滴がたくさんついてるのかとかいろんな映像を想像したんですけどわかんなくて、でもお客さんは深刻そうで、「手にコーヒーの匂いがつくくらい、コースターが汚れるくらい。ついてたんです。」って言われてやっとわかった。注ぐ時にグラスの外へ溢れてしまったもののことだった。

でもそれって拭けばいいもので、それをどうしてわたしに言ってるのか、どうして欲しいのか、かたちの謝罪なんてわたしは欲しいと思ったことないし、お会計中でお金も間違えずに渡さなくてはいけないし、パッと瞬時にいろいろなことに思考を巡らせたけど結局俯いてすいませんと言う意外にわたしにできることはなかった。こうしてほしいと思う人ほど何も言わないものだ。わたしには全くわからなったけど。

そのお客さんにすいませんと言った後納得していなかったようなのでわたしはどうしたらいいか、聞こうと思ったけどこう言う人ってそういうわたしの素直さとか純粋な気持ちは理解できないだろうと思ってそのあとも何もできなかった。そうしたらツイッターでその人が店の名前をだして不満を訴えていた。「コップにコーヒーが付いていて汚い」とか、「好きだからまた行くとは思うけど、「最近は最高の雰囲気がない」など書いていた。

常連さんで店が好きなわけではないよねこの人は。自分のことを守りたいのだ。みんな自分の居場所を探している。おしゃれで静かなカッフェでパソコンを開いて作業をしている自分が好きなんだろうな。わたしがお店をやっていたらアイスコーヒーしか頼まないで文句を言う人は来なくていいなと思うだろうね。おでん屋さんのお客さんは絶対そんなこと言わないだろうなとか失礼だけど勝手に考えてぶーたれてた。時給も低いし、慣れない店舗は暑いし、お客さんは高飛車だからやめようかなつまんないもん。社員さんもバイトの人もみんないい人で働きやすいから続いているけど、なんかどうでもいいよなこう言う余裕のない人がキモいこと思ってんのとか、キモいこと言う余裕のない人がいるのとか。わたしがここで働いていなくてお客さんとしてこのお店に来られるのならとても嬉しいしありがたいと思うよ。ちょっとうるさのとか、ちょっとコーヒーが溢れていたくらい愛おしい気持ちで見えなくなるぞ。きっとみんな人に何かをしてもらっている自分に興奮するんだね。わたしは違う絶対に違う。そんな性癖ない。「こんなわたしにコーヒーを出してくれて有難い。そりゃこんなに暑い中、世の中が休日の中仕事をしてるんだからおしゃべりくらいしたいよね、世の中は休みなのに働いてくれる人がいるからわたしはすてきな店でコーヒーが飲めるんだな。ああ、悪くない。溢れたコーヒーもまるごと愛そう。気がついてないみたいだけど、ここのお店は丁寧な暮らしみたいなコンセプトだろうから今日はたまたまだろう。こう言うことが続けば言ってみよう。それでも完璧じゃないことっていうのは世界へのすてきな余白が見れていいからな。ふふふ、なんでもいいや。」って思うだろうな。

あーでもこの前行った都会の店は店員さんが嫌だったけどあれはショーガナイ。

店員さんにもお客さんにも月のめぐりがある。そしてそれはあなたの人生の全てではないと言うこと。見える表面だけを撫で回しても、それを全てだと思っても仕方がないのだ。

 

ほいで、暑さに参っていた3日目は家に帰り彼も忙しそうなのではなちゃんに遊んでもらおうと思ったけど、はなちゃんはバイトでした。

家でプロレスを見ていたら彼が家に来ると言うのでかわいい柄のタンクトップというか、パジャマを着て迎えに行った。

はなちゃんが帰ってきてワールドカップの決勝を見た。フランスが勝った。

 

 

 

そして目が覚めて4日目。

いつもの慣れたお店だったのでなんだか楽しくきちんと働いて終わり、元気があったので一度家に帰ったらしい彼を誘いと東京タワーに行くことにした。なんとなく夜景とかそう言うものが見たかった。バイト終わりに都会へ出て、お出かけだなんてワクワクしたのでシャワーを浴び、ちょっとだけお化粧をして出かけた。みようみようと言っていた映画を見ることにして映画館で待ち合わせる。ちょっと時間があってお腹が空いていたので有楽町の線路沿いのドトールでツナとチェダーチーズのホットサンドと、アイスティーを頼む。映画の内容的にタバコが吸いたくなりそうだったのでこの日初めてのタバコを吸おうと思ったら、タバコは家に忘れていた。くそーと思いながらコンビニでタバコと火をつけると赤いライトのつくライターを買って人通りの少ない場所見つけこっそりと吸った。

映画館は涼しくて暑さで火照っていた体が生まれた時の温度に戻った感じがした。あかちゃんって暖かいのだろうけど、なんだかそういう感じがした。

映画館を出て、東京タワーまで歩く。夜をくるくる回りながら歩いて、歩いた。もうすぐ最終入場の時間にチケットを買い、それからするっと展望階に着く。エレベーターとても早いあっさりと到着。久しぶりに来た東京タワーはなんだかちゃちで、ガラスは分厚く頑丈で汚れていて大して綺麗にも見えなかったけどきれいで、なんだかたのしかった。

お台場方面は工事中で見られなかった。でもそんなのなんでもなかった。

大門でラーメンを食べた。それから浅草線に乗って彼の家に帰った。アイスを食べながらゆっくり帰った。

 

そして今日、5日目。それはまた、後で書きますわん。

 

日記らしい日記というのは人に見せるのが少し変な感じがするな。書こうと思ってもかけない気持ちとかけないことがたくさんある。

 

そういう余白はわたしだけのものだ。

 

 

 

 

 

大事にしたい。