今からすごくだるいこと言うけど許してほしい
人間関係には記録がない。
離れ離れになったとしてもフォローをやめるとか、フォロワーの欄から外れると言うことはない。
記憶の上書きとか名前をつけて保存とか好きじゃなくなったとか、そう言う簡単な話じゃない。心や体に残る小さい記憶たちがいつまでも疼く。
季節の匂いとか、誰かに触れられた時とか、コーヒーを飲んだ、それだけで思い出す。
夢に見たりする。
今日はすごい夢を見た。
わたしはゆりのさんと同じ高校に行っていて、授業に行くゆりのさんを引き止めて学校を抜け出したりした。雨上がりの夜だった。変だよね。
教室にはサンルームのような綺麗な日差しの廊下があって、そこには大きい普通の広葉樹が葉まで全部金色のスプレーみたいなもので塗られていてヤドリギの赤い実も金色に実っていた。
するとそこに昔好き合っていた男の子が通りかかり、サンルーム風の廊下側のわたしの席からその子の手を握りその子を金色の木の下に引き寄せた。
そこにはその子の友達もいたがわたしは座ったまま彼の腰に手をぐるっとまわしてぎゅーと抱き寄せた。
休み時間に学校を飛び出して、またゆりのさんを連れ出す。コンビニへ寄ったりしていたらATMで子連れの女性から声をかけられた。
「店長さんの新しい奥さんは元気?」
ゆりのさんとわたしは何事かわからずえ?と言うとその女性は焦ったのと、残念そうな表情を同時にして「そうか、知らなかったのねあの人よあのお店にもくるあの人。あの人が新しい奥さんなのよ」と言うと私たちの後ろへ目をやって「あのおばさんよ、黒いコートと帽子の。」
後ろを振り返ると、たかそうなコートを着て、メーテルみたいな帽子をかぶった、お金をかけて綺麗を保っている綺麗でも何でもないおばさんで私たちはその場から逃げた。
そのメーテルみたいな帽子をかぶった綺麗でも何でもないおばさんはわたしたちのことを、自分のものみたいに「あ!ゆりのちゃん!えりこちゃん!」と声をかけている途中だったがダッシュで逃げたものすごく走った。
と、言う夢だった。
その後私たちは別々の道に別れて、わたしは学校に行った。
手芸部のつくったたくさんのワンピースの間をダッシュでくぐり抜けて渡り廊下のあのビニールの床をギュッギュッと蹴って、教室に行く。わたしはおどけて保健体育の授業に出る。先生は若くて気さくで、わたしが遅刻した理由を説明するとわたしが恥ずかしくないようにふざけて「こいつはいつもこーなのかー!」と変な顔をしてくれた。
わたしも精一杯の変顔でその先生の真似をした。
わたしの席の後ろにはわたしの一番好きな男の子が座っていて、わたしの前にはわたしのことが好きな男の子が座っている。
後ろの男の子はツレないが硬派な素敵な子でわたしに変なちょっかいを出したりしない。わたしの好意というか愛に気がついている。だから彼もわたしのことが好きだった。それはわたしにもわかった。でも好きって言われたことはなかった。
前の席に座っている男の子はわたしのことが大好きで、いつも若い子がやるような好きな子へのからかいをわたしにしてくる。その子はわたしのことが好きでいつも好きと行ってくるので、わたしはその子のことも好きだった。
でもわたしがその前の席の子と仲良くしていると後ろの席の男の子はいつもグッと表情を強張らせていた。わたしにはそれがわかっていたので前の席の男の子ともっと盛り上がるようにふざけたりしていた。恋の駆け引き。それでもわたしはその後ろの席の男の子がやっぱり大好きだ!って思う夢を見た。
そっから先はなかった気がするけど、サンルーム廊下のあの木や初々しい、恋に駆け引きを持ち込んじゃう気持ちがすごかった。夢の設定ってなんかめちゃくちゃでその日あったこととか考えがすぐ反映されるけど、高校生のこととか気持ちとかまで浮き上がってくるとは思わなかった。
だるい話から夢の話へ。
なんかもうしわけないけど、ここで終わりにします。
もっと描きたいしもっと読みたい。
でもバイトの前にお買い物の用事があるの。
シャワー浴びて行っちくっす!!!!