朝早く目覚ましをセットして1時間くらいゴロゴロしてから起きた。
洗濯を回して、洗い物をして、コーヒーを入れて、お風呂に入って、朝ごはんを食べて、洗濯を干して家を出た。
10時から14時まで働いて一旦家に帰り溜まってたうんこを無理やり出して16時からまた店に戻って働いた。
忙しかった。集中力が途切れ途切れでぼうっとしながら21時まで仕事をし、銭湯の目の前で現金を持ってないことに気がつき、コンビニに行くのが面倒でそのまま家に帰った。
ひなちゃんがお酒を飲みながらうちに来て、おしゃべりして帰っていった。
高校時代の青春を駆け抜けた子から連絡があり電話をする遅くまで話したけど懐かしい気持ちよりも時が止まっているような気持ちになってくすぐったかった。
今度集まることにして電話を切ったけど、まだまだだらだらと喋っていられたし、喋っていたいと思った。歯切れが悪い。わたしたち、高校生みたいだった。
電話を切ってから、机に置いてあった写真ぱらぱら見返すと1年くらい前から最近、といってもこの前の夏までの写真だった。
この写真からわたしにはとても素敵なことが起こっていて、それは写真に写っている時と変わらずわたしに起こっていること。
よかったな、写真があって。温かい気持ちの時にしかカメラなんて持てないんだから、すごい写真ばかりだ。
もうしばらく会わないあなたも、破って捨てた写真も、写真に写ってない辛かった出来事も丸ごと俺のもん。
なんというか、良い風の匂いがする