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むらたえりこです。

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四度目の緊急事態宣言:9日目

7時、9時、11時半。

と目を覚まして12時半に体を起こす。

 

起きるのに1時間かかったのはワクチンのこと調べていたから。注射についてではなくワクチンってすごくねって考えてたら急に怖くなった。

注射打つ時どんな感じなのかとか全然知らないから、YouTubeを調べたら狛江市の動画が出てきた。

https://youtu.be/3YWgozwG7qA

ちょっと前まで狛江市の近くに住んでいたので、なんてすてきな市なんだ!と思った。セクハラで市長大変なことになってたけど。

 

そんなこんなしてたらあっという間に13時に。

昨日の予定では吉祥寺に行って予算700円でサングラスを買いに行こうと意気込んでいたのに。

洗濯も洗い物も放ったらかしだ。

自転車に空気を入れてから向かおうと思ったけどそんな時間もない。13:40〜14:00ってなってるけどもしかしたらちょうどの時間に行かなきゃいけないのかもしれないと思ったらドキドキしてきて歩いていこうとも思っていたのに自転車で急いで接種会場に向かう。工事のおじさんにペコリされてペコリし返して接種券を持ってきてないことに気がつく。

家に取りに帰って工事のおじさんともう一度ペコリする。

 

暑い暑すぎた。

 

汗もびしょびしょで会場に到着。

奥まったところに接種会場はあった。公園の広場の真ん中にあるもんだと思ってたから拍子抜け。

職員さんに優しく案内され、わあ優しい人で嬉しい安心する〜と思っていたら帽子を落とし踏んづける。

ちどりのお客さんもいた。声はかけなかったけど。

ひらいさんに連絡したらもう接種を終え待機しているところだって。

予診表書いてなかったから恥ずかしかったとひらいさんからメッセージが来て、そんなもんあったんかとびっくりした。

13:40きっかり、案内が始まる。

列に並び消毒をし、体温を測ってもらい

「35.8ぶですね。体温書きましたか?」

「いいえ」

「じゃあこっちで書きますね。予診表出してください。」

「体温というか、なにも書いてないです...ごめんなさい...」

「何も書いてないって笑!じゃあ中で書いてくださいね〜。」

とまた優しく案内される。

35.8ぶってそんな低いわけないだろ俺平熱36.4ぶだぞ!この暑さで体温が下がるはずないじゃん!でもみんな優しい〜☺️

って中に入るとまず①のところで書類を色々確認される。

シールになってる用紙とさっき職員さんに書いてもらったところ以外白紙の予診表。

「身分証出してください」と言われる。

ええ!?そうか身分証が必要なのか...!そういえばなんかそんなことどっかでみたようなとかばんをガチャガチャやり財布に入ってた保険証を出す。よかった保険証でなんとかなった...
厳し目のチェックが入り無事審査通過。

わたしはわたしと認められ、選挙の時の名前書く時みたいな特設カウンターでひとり予診表を記入する。いいボールペンだった。

 

②でまた書類の確認があって、それはすぐ終わった。

③のところで待ち、ついたてで区切られた予診のコーナーに通される。

スタイルのいい気の抜けたかっこいい女性の先生でデレデレしてしまう。

「今日は具合悪いとこないですかー」

「はーいないでーす☺️」

「はーいじゃあ次に進んでくださいねー」

 

④。

とーとー接種です。

紺色のなんだっけあの服。ナース服?ズボンのかっこいい服着たかわいらしい看護師さんのところに入る。

「はいお願いしまーす。荷物置いて座ってくださーい」

「はーい(T_T)あーこわいー(T_T)」

「頑張りましょう笑!じゃあまず消毒しますねー」

「はーい(T_T)ううっこわいよおー」

「こわいですよね!でも最初チクっとするだけです!」

「あああああああああああああ(T_T)」

「大丈夫です笑!今のは消毒です笑はーい力抜いてください」

「ハイ!ハイ!どうぞ!」

「力w抜wいwてw」

「そうですよね(T_T)分かってます(T_T)ヒーーーーーーーーーー!!!!」

「一旦落ち着きましょうwwww?深呼吸ですwww」

「フーーーーーー(T_T)ガンバルゾー!」

「準備できましたね笑!じゃあ行きますねー笑!」

「イっちゃってください(T^T)!!!!!!」

 

注射は刺された。

柔らかい二の腕の皮膚がプツと破れた感じがした。でも細かったの針が!あんま痛くない!と油断してると液体がジワーッと針の周りに広がった。

 

「うおおおおお!アアア」

「重たいですよねw!ズーンときますよねでももう終わりです!がんばりました!」

「アーーーありがとうございました(T_T)」

「はーい!お疲れ様でしたー!」

 

看護師さんは手を振ってくれた。

次に15分待つコーナーに通される。そこにも受付があって

「お疲れ様でした!2回目は予約してありますか?」と聞かれる

「予約が取れなくて...」

「ワクチンが不足しているので、キャンセル待ちとか設定すれば電話が来たりLINEが来たり、いろいろ手があるので調べてくださいね!」

と、軽やかに送り出されて15分椅子に座って待機。

テレビがあって何故かハワイのPR映像が流れている。普通に行きたくなった。

15分の経過観察。わたし絶対ここでぶっ倒れると思ってたけど、今まで関わってきた職員さんが全員優しくて安心したからか普通に本読んだり、ひらいさんに終わったーってメッセージを送ったりしてた。

15分はあっという間で、経過観察婦長さんはうとうとしていた。そうか船を漕いでしまうほどに何も起こらないのかと思ったらまたちょっと安心した。

でもさ、国会議員もそうだけど人前でねちゃいけない人ほど寝るよな。国会議員だったらはたき起こしてたけど、看護師さんだから大事に備えて寝てくれと思った。

会場を出るまで区の職員さんは本当に全員優しくて涙が出そうになった。職員さんもシステムに慣れていて、誰ひとりとしてアタフタしていなかった。大卒ってこういうところで出るのかなあ。

あっさりと外の世界にわたしは解き放たれた。

しかし、わたしの左腕は今までとは違う力を宿しておる。この左腕でダークリユニオンを倒すのだー!。気分は斉木楠雄の海堂くん。

広場の真ん中で日焼けしてるおじさんの奥に平井さんを見つける。

なんかまた日焼けしてた。海で撮影だったらしい。

あーこわかったあーあーとひとしきり話して、お蕎麦食べたいよねって自転車に乗って池田さんのところに行った。

よかった今日はお休みの週じゃなかった。

二人で天ざるを食べおしゃれになりたいよねーなどとクダを巻いた。

コーヒーを飲みに行く前に自転車のタイヤにようやっと空気を入れに行った。

忙しかったようで、店員さんは素っ気なかった。

前空気を入れた時に色々教えてくれた気持ちの良いお姉さんいなかった残念。

ひらいさんが空気を入れてくれた。空気入れるのってむずかしい!よくわかんないね!って言いながらわたしは見てた。

知らんおばちゃんが空気ってどんくらい入れるのかしら?わかんなくて。などと、わたしたちの会話に割り入ってきたのでわたしもよくわかんないけどーとおばちゃんとおしゃべりした。

ドングリシャで腕が痛いねとコーヒーを2杯飲み、平井さんは家に帰って、わたしは西友ティッシュと経口なんとかかんとか水を買った。高熱が出るかもしれないでも何買ったら良いか、今日これから何食べたくなるかわからない...副反応にビビった割に経口なんとかかんとか水と、豆の缶を2つ、ティッシュだけ買って帰った。

副反応...副反応が恐ろしい。

なにもできなくなってからでは遅い...と、帰宅即風呂、そして洗い物をして、洗濯も干した。

西の窓から熱い夕陽が入ってきていた。部屋が燃えるようにオレンジ色になった。

 

特に何をしたわけでもないのにこんな時間になった。

自分が注射を無事に終えたことが受け入れきれず、何をしても落ち着かない。妹に電話してペイジが水を飲んだりするのを見せてもらった。

 

 

選挙とワクチンが最近の大きなイベントだった。

自治体に洗脳されてるみたいで、変な話だけどどちらもたのしかった。雨の日の狭い中学校。真昼の公園にプレハブのワクチン接種会場。

人生で一番ミーハーしてる。時代の流れに乗っかってる。

 

2回目の予約をし忘れていたことに気がついたけど、もうどこの会場も受け付けてなかった。

バカやってしまいました。注射は怖いけど、知らない人たちが優しくて楽しかったからもう一度やりたい。

2回目はいつになるのかな。

 

 

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