生理前によくここに登場する気がする。
まとめようと思っていた緊急事態宣言中のこともまとめられず、10月という新しい日々にぷり〜ん!とゼリーのように弾き出された。
心配のかかる恋人もいない。
本屋さんの仕事がたのしい。
友達が来てくれて嬉しい。
料理をしよう。
ゲームをして、コーヒーを淹れて、昼寝しよう。
夜は散歩すればいい。明日も早起きだけどたのしみだな。
と、いう生活が終わった。
なんの区切りもなかった。
本当に全部が変わってしまった気がする。
もちろん仕事が始まったことが大きいけれど、全てのものに向かい合う気持ちが重たい。
軽やかに接し、ふわりと受け止め、さらりと通り過ぎていくようなことができなくなった。
自分の生活のことだけ考え、工夫すればよかったのに。悲しい。
そして悲しいことも起こった。
長く続けていたバイトを結局人間関係に問題があって辞めることになった。
わたしの至極真っ当な意見を持った態度はどうしてこうも、物事をうまく行かせてくれないのか。いや、場所が悪いんだ。そして、悪くなってしまったんだ。
そして今なぜかちょっと前のことを思い出すのは夢で昔の男たちがたくさん出てくるからだ。
元恋人に色々気がついただの悪かっただのなんだの言われた。
優しくてたのしい大きな人だったから、それはそれはもうわたしは大木にしがみつく子供のような気持ちでその刹那を楽しんだ。
だからその会話の微妙なニュアンスにこんな風にしか言えないんだけどというようなものを感じた。
でもわたしはヨリを戻したいとか戻したくないとかじゃなくて、夢でだってそんなことを言われたくなかったのだ。
この前見た夢は自分が自分と違うキャラクターだったけどその夢は夢と現実の狭間を行き来している自分の思考。
そんなこと言われたらどうしていいかわからない。あなたのその勇気を振り絞った後のぎこちない顔を見ると。
また元に戻ってもたのしいのかもしれないけど、違うんだわたしは今だってとても幸せ。これ以上を望みたい気持ちもない。
たのしく暮らしていける保証があるなら、お金だってギリギリを稼げればいい。欲がないことって罪、というか損だとも思ってる。
誰かと添い遂げたり、寄り添って生きていくのは素敵なことだけれどきっと今のわたしにはこれが正しいか間違っているのかわからない。と、夢でずうっと思っていた。
そしてなぜか地方の大きなスーパーマーケットのエスカレーターでそういう話をされている。
大きな窓から見える景色がリアルで、耐えられん!と思ったら目が覚めた。
近所で新しくオープンしたカフェを新たなバイト先にしてみてもいいかなと思ったけど、ちょっと胡散臭かった。
もう働きたくない。
生理前で働き始めて1週間も経ってないから慣れてないのもあるけど、疲れになんて慣れたくない。
ここで挫けてしまう人の気持ちが良くわかる。
胸がつっかえて気持ち悪い。
ハンゲボクトウの出番だ。
俺は寝るよ