ブログ

むらたえりこです。

🦕🦕🦕みんなの交換日記はこちら🦕🦕🦕


コロナ休業記

朝方まで眠れず、3時間ほどの睡眠で整体に行こうと準備していた。時間ギリギリに家を出よう。自転車で行けば間に合うし。

コーヒーをがぶ飲みしたり、パックリ二つに割れた前髪を整えたりしていたらTちゃんから連絡が。

「ランチでもしよう!」

「整体終わったら連絡する!」

あまり会わない友達と会って、べらべらおしゃべりがしたかったので本当にいいタイミングだった。

どこ集合にしようか〜などなど友達に返信して、家を出ようとすると突然電話が鳴る。

バイト①の店長から

「陽性でした。お店は休むことにします。休業補償は出るので安心して休んでね」

と、

「I君の奥さんが指を切ったらしくて、お店手伝いに行ける?」

と。

なんかもう色々こんがらがる。

わたしはバイト①に週二回しか出勤していないし、店でマスクを取るのはまかないを食べる時と飲み物を飲む時だけだった。"マスクを外して15分"が濃厚接触の条件だけど、変異しまくってる最新株でもそんなこと言えるのか?お客さんは大はしゃぎしているわけではないけど、飲食時以外マスクをしているお客さんなんてほぼいなかった。だって飲食しにきているから。何日か前に、顔を赤らめて大きな声で楽しそうに話しかけてくれた常連さんの顔が急に思い浮かぶ。

とりあえずわたしの体調はいつもどおりだけれど、もしかしたらウイルスを持っているかもしれない。まず友達にうつすわけにはいかない。Tちゃんとのランチはキャンセルして、Iさんのお店に手伝いに行こう。あれ、でもわたし今から整体行こうと思ってたんだった。あああ、遅れる。とりあえず、家を出よう間に合わなくなる。

するとまた電話が鳴る。Iさんだ。

「話は聞いてるともうんだけど、奥さんが指を切っちゃって。手伝いに来てくれないかな。何時に来れる?」

「今から整体に行くので12時過ぎには行けると思います。」

「じゃあその時間で。よろしくおねがいします。」

と、電話が切れた。

あれあれ、でもわたしだって陽性かもしれないし、今症状はないけれど何日後かに発症するかもしれない。でも仕方ないのか。いくら補助金が出るとはいえ、お店を開けなければ食べていけない。濃厚接触手前のわたしがヘルプでいいのか???と、疑問を抱えながらTちゃんに連絡し直す。本当に急なことだったので二人とも混乱していて「会う前にわかってよかった。」としか言えなかった。

 

感染者数が毎日1万人を超えていて、緊急事態宣言も出ていないこの状況ってちょっと考えたらかなりやばいことがわかる。症状が出ないからとか重体者や死者が少ないからって、感染者数がゼロなわけじゃない。重体化せず、死なない保証もない。職場で感染者が出たけど、なんかもう気にしててもしょうがないからと出勤したり外出する人たちだってたくさんいると思う。

風邪みたいなもんって言う人はいるけど、ただの風邪ならこんなふうにいろいろ考えなくていいんじゃないのか。まあ、どこからもらってきたかなんてわからないと言う点は風みたいなもんかもしれないけど。そういう状況をできるだけ減らすために政府なりなんなりが頑張らなきゃいけないんじゃないの?

 

とりあえず整体に行こう。自転車に乗ったけれど、そうだ、整体の人たちにうつすようなことがあってはいけない。ちょっとなんかもうわかんないし、整体も休もう。

電話をすると、いろいろ大変ですねとあっさりキャンセルさせてくれた。

そりゃそうか。

バイト先②にも一応連絡する。濃厚接触者じゃないと言うことなのでもし体調が悪かったり、何かあればまた連絡してくれとのことだった。

 

一旦家に帰り、コーヒーの残りを飲む。Iさんのお手伝いが終わったら検査キットを買いに行こう。そう決めもう一度家を出る。

Iさんたちはそれほど気にしていないのか、お店の準備でバタバタしていて気にする余裕がなかったからかいつもどおりわたしに接してきた。わたしが心配しすぎなんだろうかと思ってしまう。

でも心配しすぎていて損はないと思う。気をつけるところと、気をつけつつ楽しむことをうまくやればいい。

 

Iさんのお店は夕方まで途切れることなくお客さんが来た。

いい時間に退勤させてもらい、わたしは薬局に抗源検査キットを買いに行った。

一件目の薬局で見つけた抗源検査キットは6000円もした。医療機関の指導付きみたいなことが書いてあった。陽性であっても陰性であっても、今ここで医療機関の指導はいらないだろう。陽性であればPCR検査を受けてその場で医療機関の指導を受ければいい。

二件目の薬局では抗原検査キットが見当たらず、なんとなく西友に入っている小さい薬コーナーを見てみるとペン型の抗原検査キットが1200円で売っていた。これでいいや!とすぐレジに持っていった。販売員のお姉さんたちはどう思っただろうか。

 

西友を出ると常連さんの奥さんに会う。主人今日も出ていったわよ!?気をつけましょうねなんて話をして家に帰った。

手を洗いすぐに抗原検査をした。唾液を取るタイプのものは、うがいをした直後などは良い結果が出ないことがあるらしい。検査キットの中の紙が唾液と検査薬が混ざった液体でひたひたになり、すぐピンク色に変わった。こんなすぐ色が変わるもんなのか!?大丈夫なのか!?唾液の量が多すぎると良くないと言う話を聞いたことがあるぞ!?と、椅子に座りながら検査キットを眺めていたが程なくして結果が出た。わたしは陽性だった。15分で検査ができるというものだったので15分様子を見ていたが、陰性のまま結果は変わらなかった。

ひとまず安心。本当にひとまず。

 

バイト先②にも連絡。陰性だったならまあいいかと言うことで明日もシフトどおり出勤することになった。

今日家に来る予定だったさつきにもとりあえず陰性の報告をする。

 

それからはいつもどおり過ごした。

さつきが家に着く頃に餃子を焼いておいて、二人で食べた。

 

鬼滅の最終回を見て、電気を消してから「推し活」について少し話したら思いの外盛り上がってしまい3時くらいにもう一度布団に入った。

 

明後日はバレンタイン。1年前のクベールチュールが冷凍してあったのを思い出した。