CEOが軍事組織に投資してたことを知り、長いこと愛用していたSpotifyにさよならした。
音楽は戦争のためのものじゃないから。音楽について思う気持ちも戦争のためじゃない。ものすごく悲しくて怒った。
慣れないApple Musicでは、何をどう聞いたらいいかわからない。アプリがなければわたしは何を聞いていたかもわからなくなってしまったんだ。妹の作ったプレイリストでその場を凌ぎつつ、こんなんじゃダメだって何度も思った。
ある時突然スイッチが入り、Spotifyで作った冬用のプレイリストをそっくりそのままApple Musicで作った。だんだん要領がわかってきて、自分のlife songのプレイリストもサクサク作れるようになった。冬のプレイリストのイメージにはゴールデンカムイの好きなコマをアップロードした。
しかし、すぐに暑いくらいの春が来て、もうkings of lionのstorm whetherが聞けなくなった。そして暑くなったり寒くなったり雪が降ったり暖かくなったりしている間にわたしは春のプレイリストを作った。
UAの微熱がリリースされ、1日に5回以上それを聞いて、春のプレイリストを聴きみたいな生活を繰り返し、冬が終わってしまったことの悲しさと、ぱつんぱつんになった花の蕾を見られることの嬉しさで毎日を生きている。
今日、帰りに何を聞こうかと迷っていると突然冬のプレイリストが目について、また、冬が終わってしまったことを思い出した。冬のプレイリストを作ったことも、それを聞いていたことも忘れていたのに。
毎日はいつも新しいし、新しい季節はいつも懐かしい。
わたしはいつでも違う自分になる準備ができている。プライドは捨てよう。プライドを持つなら人に隙を見せないで。変わることを厭わないで。つまらないこだわりは捨てて。
ジュリ。